第19回

今週は、イヌラジ・ディレクター杉山氏の発案なんですが、カップで売っている氷菓「やわらか赤城しぐれ　白」に、岩下の新生姜の、いつも捨ててしまうのが勿体ない、きれいなピンクの汁をかけてみたらどうかという、「かき氷のシロップ代わりに、新生姜の漬け汁を」という、アイデアでございます。

この汁、きれいですよね。今、目の前に、カップの「赤城しぐれ」と、コップになみなみと注がれた新生姜の汁があります。

それでは、まず、「赤城しぐれ」をひとくち。久しぶりだなあ。子供の頃って、よく食べたんだけど、大人になってあまり食べてなかった。・・・うん！この、なんてことない味が良いですねぇ！赤城しぐれ！冷たくて、甘い。さっぱりしてる。これを、やわらかく、表面を、スプーンで崩して、かき氷っぽくしてみます。「やわらか赤城しぐれ」というだけあって、すぐ崩れますよ。

せっかくなので、ここで、新生姜の汁だけっていうのも、ちょっとなめてみようと思います。・・・ああ。これでもおいしいんですよね。もちろん、漬物の汁ですから、味は濃いんですけど。私は好きなんですよ、この味。

じゃあ、かけてみまーす！じょばーーっ！！たっぷりかけた方が。あっ！見た目は、すごいきれいですね！きれいなピンクです。なんかね、いちごとか、桃とか、もうストロベリーのかき氷とか言われても、ハーイって言ってそのまま食べちゃいそうな。そんな感じです。ロゼって感じもしますね。

じゃあ、いただきま〜す！・・・あ！これはまた！このハーモニーは何でしょうか、一体？・・・これ、ひょっとしたら、すっごい時々食べたくなるかもしれない。忘れた頃に食べたくなる味ってあるじゃないですか。ものすごいおいしいかはわからないけど、ふっと、あれ食べたいな、みたいな。・・・ところ天に通ずる何かがありますね。不思議な食感です。決して、まずくはないですよ。もう一口。

汁を、今日は、たっぷりかけちゃったんですけど、汁をそこそこの量にして、かき氷の甘さが、ちゃんとわかるくらいの量にして食べると、「爽やか」と言っても過言でない。うん！割と好きです。私。

ちょっと前に、「ガリガリくん」と新生姜を一緒に食べましたが、こっちの方が、断然、上品ですね。はい。

家に赤城しぐれをいっぱい買ってあって、新生姜もあって、お風呂上がりにちょっと刺激が欲しいなという方は、是非、この汁をかけて、召し上がってみてはいかがでしょうか。

ちなみに、甘くない、普通のかき氷にかけたなら、より「ところ天」度が増すかもしれませんね。食欲ないときに、胃の気晴らしに、召し上がっていただけるかもしれません。

高校の時、「赤城しぐれ」の歌を作っていた友達がいたのを、突然思い出しました。悲しげなメロディーでした。ああ、眠っていた記憶さえ呼び覚ます「赤城しぐれｄｅ新生姜」。